京都 西陣で古来より息づく伝統ネクタイ、「正装なら、染の着物に織の帯」と言う言葉があります。
西陣織とは、京都の西陣で生産される先染めの紋織物です。多品種ながら、手間暇のかかるため少量生産が特徴的です。
先染めの紋織物とは、染織した糸をつかって模様を織り出す織物です。織ってから染めるのではなく、先に染められた糸を複雑に織りあげて模様をつくるため、完成までには多くの工程が必要となり、高品質で高級な絹織物になります。
西陣五水(西陣五名水)
西陣織は、京都市の北西部にある西陣の町で織られています。
北は北大路通、南は丸太町通り、東は烏丸通、西は西大路通りの囲まれた、約3平方キロメートルのエリアが一般的に『西陣』と呼ばれているところになります。
西陣地区は古くから名水で知られる地区の一つ。
五水は智恵光院通りを中心に南北400mほどの短距離にあります。
染物がよく染まると、西陣の職人さんたちに大変重宝されたと今日に、伝えられています。
常識破りの細密な文様、西陣織の制作工程で一番最初、重要な工程の織物のデザインを考え、何色の糸をどのように組わせて模様を表すのかを決めます。
その図案を元に織物の設計図、紋意匠図が作られます。
近年では手彫りではなく、コンピューターでの作業がほとんどの中、紙処理では不可能な綿密な設計の下、手彫りで長期間を要して制紋した制紋職人さんからはライフワークの集大成と言われた唯一無二の作品です。
職人さんの魂をこめた最高傑作、世界的に有名なドミニクフランスにも負けないネクタイを西陣で。を、コンセプトに作られた精緻で最高技術を駆使して織り上げられたネクタイです。
通常では織物として成立しない多色の重なりを克服して織り上げるため、通常の何倍もの時間をかけて織っています。最も重なりがある部分では、1,000越えの緯糸の重なりがあります。
縫製にもこだわりを。
ネクタイの縫製には、見えない部分の芯地も大きくかかわってきます。締めていただければわかる、メイドイン京都の縫製で最後の仕上げを。
裏地にも、本来ネクタイになる表生地の西陣織を使用。
*裏地の柄は一つ一つことなります。
ネームも「NISHIJIN」タグに、シルクの小剣 通しをつけたこだわりが。